村上 春樹 文藝春秋
小説家であり、長距離ランナーである村上春樹が、自分自身について語った。
いわば、彼の信条、そして哲学ではないだろうか。
私自身は彼の作品を何冊も読んできたが、特に初期のものは何とも言えぬ不思議な感じがそれまで読んだ他の作家とはかけ離れて魅力的に思えて夢中になったが、この本は、作家&ランナー村上春樹を最も身近に感じさせた。
よく言われる「作家」のイメージからは遠くストイックな生活を送る村上さん。この本の語り口同様、よく抑制された、それでいてじっくりと粘り強いランナー人生(これはまぎれもなく作家活動のメタファー)、暮らしぶりに、私は好感を持った。
実は、この本を買ったのはずっと前。気持ちの落ち込みをきっかけに、本棚から持ち出した。
村上さんにして、これだけのことをしている。私が、もっともっと精進すべきなのは当たり前すぎますね。
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